「鏡野町二十歳を祝う会」が12日、岡山県苫田郡鏡野町竹田の中央公民館で開かれた。対象者125人(男45人、女64人)のうち98人(男48人、女50人)が出席し、古里への思いを新たにしながら大人としての第一歩を力強く踏み出した。
オープニングでは、創作踊子ふっくんと津山テルサホーミーズが若者の門出を祝し未来へのメッセージを込めたダンスで会場を盛り上げた。
続いて、山崎親男町長が「幾多の困難を乗り越えてきたこれまでの経験を糧に夢に向かって大きく羽ばたいてほしい。そして、時代を切り開き地域社会の発展のために行動できる若者に」と激励。
出席者を代表して同町下原出身で防衛大学校2年の杉本優花さん(19)が「これからは社会の一員として自分たちの行動に責任と自覚を持つとともに、社会に貢献できるよう一層の努力に励む」と古里からの言葉を胸に謝辞を述べた。
杉本さんは「これから大人としての自覚を持ち気持ちを切り替えて頑張る」と前を向き、母親の弥生さん(51)は「無事この日を迎えることができて良かった。これからも厳しい生活が続くと思うが地元を忘れず夢に向かって進んでいってほしい」と感無量の様子だった。