高齢者を対象にした交通安全教室(河辺公民館主催)が17日、河辺の同館(岡山県津山市)で開かれ、地区の老人会の会員約30人が昨年改正した道路交通法などを踏まえたルールとマナーに関して理解を深めた。
市交通指導員が講師を務め、高齢ドライバーの運転免許更新について説明。75歳以上は認知機能検査のほか、違反があれば運転技能検査を受けて合格しないといけないといった内容を語った。この後、参加者は、記憶力を試す認知機能テストなどにも挑戦した。
橋本時枝さん(83)は「ルールとマナーを守るのに加え、自身の能力をみるのも大切だと感じた。『大丈夫できる』と意地を張らず、その日の天候や体調、状況に応じて運転をやめる判断をしていきたい」と話した。
このほか、地域の交通安全と防犯をテーマにした寸劇もあり、職場体験学習の一環で訪れた東中学校の2年生も出演。「小さな子どもたちが事故や事件に巻き込まれないように、みんなで地域を見守ろう」と呼びかけていた。
改正した道路交通法などを踏まえたルールとマナーに関して理解を深める 高齢者を対象にした交通安全教室実施 / 岡山県津山市