教職に興味のある中高生らを対象にした「学校訪問バスツアー」(津山教育事務所主催)が19日、同事務所管内の4校で行われた。参加者は各校の特色ある教育の取り組みを学び、教師になるイメージを膨らませた。
岡山県美作地域の教育を担う人材育成プロジェクトの一環で初めて開催。管内の中高生26人と、教職を目指す岡山大学生8人が案内役として参加した。
ALT(外国語指導助手)の配置で英語教育の充実を図る奈義中学校=奈義町久常=、義務教育学校として4月に開校した柵原学園=美咲町書副=、ユニークな校務執行体制を採用する南小学校=鏡野町古川=などを訪ねた。
このうち勝間田小学校=勝央町勝間田=では、テストでは測れない力「非認知能力」の育成を推進。町のマスコットキャラクター・きんとくんを伸ばしたい力のアイコンとして活用し、「挑む」「粘り」「認め合い」「支え合い」といった非認知能力の向上につなげている取り組みについて教員から聞いた。
小学校教員を目指しているという津山高校3年女子は「模擬的な授業もあり、教師になるイメージがわいた。夢に向かって勉強を頑張りたい」と話していた。