教科書音読発表会(つやまっ子読書プラン推進事業実行委主催)が22日、大谷の中央公民館で開かれ、市内の1〜6年生の計39人が保護者らの前で練習の成果を披露した。
参加者は、ひとりずつ演壇に上がり、『スイミー』(レオ・レオニ作)、『やまなし』(宮沢賢治作)、『ちいちゃんのかげおくり』(あまんきみこ作)といった各学年の国語の教科書に掲載されている物語の一部を、約3分間朗読。登場人物の心情を表すかのように、抑揚をつけて丁寧に読み上げた。
コメンテイターとして出席した同実行委・仁木俊子副会長と市地域振興部生涯学習課・山本久子課長が一人ひとりを評価。「とても気持ちがこもっていて、聞いていると、物語の情景が浮かんでくる」、「テンポよく、聞きとりやすい」などと褒め称えた。参加した児童全員に賞状と記念品が贈られた。
初めて出場した高野小1年・小野和奏さん(7)は「早口にならないようにゆっくりと読んだ。緊張したけどとても楽しかった。来年も挑戦したい」と笑顔で話した。
同発表会は、子どもたちの読む力を育てるとともに、読書に親しみを持ってもらおうと2009年度から実施しており、今回で14回目。
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保護者やコメンテイターの前で教科書を読み上げる参加児童
教科書音読発表会
- 2022年10月25日
- 教育・保育・学校