岡山県の津山市小中学校長会(代表・松本卓林田小校長)は25日、人的・物的措置の一層の充実と教育諸条件の整備を求める要望書を谷口圭三市長、有本明彦教育長に提出した。
内容は配当予算の増額、人的配置、学校施設・整備、事業・報酬にかかわる13項目。人的配置は、県北は人材が少なく特に厳しい状況にあるとして、教科担任制や学年担任制の推進に向けた取り組みを要望。中学校ではバス代の高騰を受け、部活動大会などの生徒の輸送が厳しくなってきていることから、安全確保の面からも生徒派遣費の増額や、大会への奨励費増額を求めている。
松本代表ら3人が山北の市役所を訪れ、手渡した。谷口市長は「多様な学びの場を確保することが大切。意見を交わしながら、きめ細やかに対応していきたい」、有本教育長は「校長会と市教委は車の両輪。ソフト、ハード両面で、できる限り一歩でも前進したい」などと述べた。