岡山県津山市立小中学校全35校で8日、本年度1学期の始業式が行われた。春休みを終えた子どもたちは心機一転、新しい学年での生活に心を弾ませながら登校した。
誠道小学校(久米川南)は体育館で式を実施。新2〜6年生65人の前で植月純子校長(55)は、「本年度は『やってみよう』を合言葉に、新しいことや難しいことに挑戦してみよう。失敗しても自分で考えてやりとげることは成長につながる」と訓示。着任式で転任してきた教頭と教諭の紹介もあり、子どもたちは笑顔で迎えた。
教室に戻った4年生14人は新しい教科書を手にして、ページ数などを確認。その後、姿勢を正し、担任の石田裕之教諭(30)の「幼い息子にもみんなのことを話しています。小さな子どもたちの見本となるように立派な姿を見せてほしい」といった話に静かに耳を傾けた。
山田結翔君(9)は「スポーツではサッカー、勉強では算数、どちらも『得意』と胸をはって言えるようにしたい。年下の手本になれるように頑張る」と新年度の目標について語った。