高校大学連携・津山まちじゅう博物館起業アイデア提案キャンプの最終日の16日、プレゼンテーションが岡山県津山市山北の市役所東庁舎であり、市内外から集った学生たちが、津山の魅力を詰め込んだ土産物案を発表した。
津山まちじゅう博物館構想の高等教育機関連携事業の一環で、昨年に続き2回目。千葉商科大学、山陽学園大学、美作大学、津山商業高校の学生計30人が14日から「商品」「食品」の2班に分かれて中心市街地でフィールドワークを行い、地元事業者監修のもと事業計画をつくった。
発表会には関係者ら約40人が出席。商品チームは、津山の偉人をモチーフにしたグッズづくりに取り組み、津山藩の蘭学者・箕作阮甫らのアイマスクやフェイスタオルなどを提案。「このグッズを通して津山の魅力を全国に広めたい」とPR。
食品チームは、津山藩医・宇田川榕菴が「珈琲」の当て字を考案したことにちなみ、「いつかの君と津山コーヒー」と銘打った板チョコとコーヒー生チョコを紹介。地元専門店が焙煎した豆やパウダーをトッピングする意欲作で、「コーヒーのまち津山を観光客の心に刻みたい」とアピールした。
両チームともに実際の商品化を目指す。
発表会に先立ち、谷口圭三市長が「市内外の多くの人たちに津山の特徴や魅力を知っていただくことが目的。構想具現化のためにしっかり生かしたい」とあいさつした。