岡山県美咲町の旭小学校と旭中学校を統合し、本年度開校した県北初の義務教育学校「旭学園」(同町西川)で10日、第1回入学式が開かれ、1年生5人と、中学1年生にあたる7年生8人が新しい学校生活をスタートさせた。
同学園は小中一貫で9年生までが一つの学びやで学習。9年を見通した計画を立て、特色ある授業として郷土学習と英語教育に力を入れる。既存の中学校を改修し、教室や図書室などを備えた棟を増築した。
式には全校児童と生徒、教員、保護者ら約180人が出席して行われ、7年生が1年生の手を引いて入場。藤原敬三校長が「一貫した方針のもと、子どもたちの成長を支援する」とあいさつ。来賓の青野高陽町長は「町としても新たな教育に踏み出す船出の年であり、子どもの笑顔が輝くまちづくりを進めたい」と祝辞を述べた。
児童生徒代表の9年生・前田美紗さんが「これから始まる学園生活を楽しみにしています」と歓迎の言葉を送り、全員で校歌を斉唱した。
全校児童生徒数は101人。県教委管轄内でも初の義務教育学校になる。