生徒の全国募集を行っている勝山高校蒜山校地(真庭市蒜山上長田)の入学式が10日、同校で開かれ、県内外から集まった新入生30人が新生活への期待を胸に新たな門出に立った。
2021年度の入学生から全国募集を始めた同校。生徒の地域交流や寄宿舎機能を備えた市学習交流センター「三座館」が先月完成し、今月から利用開始することから、例年に比べて県外からの入学生が急増したという。
式には在校生39人、保護者や教員、来賓らが出席。担任から一人ひとりの名前が読み上げられ、瀬島美穂校長が入学を許可した。
瀬島校長は「地域住民との交流を通じて自分の姿を見つめ、卒業後社会の一員として自分がどうあるべきか考える3年間にしてほしい」、来賓の太田昇市長は「蒜山の雄大な自然の中で、豊かな人間性を育んでもらいたい」と祝辞を述べた。
新入生を代表して小椋佳恵さん(15)=蒜山中学校出身=は「失敗を恐れずたくさん挑戦し、思うような結果が得られなくてもそこから学び成長することを大切にしたい」と宣誓した。
式の後、三座館では新入生17人を含む18人の入舎式と歓迎会も開かれ、地元グルメの「ひるぜん焼きそば」を味わいながら地域住民と親ぼくを深めた。
