任期満了に伴う岡山県勝央町長選と議員の辞職に伴う町議補選は27日投開票され、12年ぶりとなった町長選は無所属現職の水嶋淳治氏(70)が、無所属新人の木村聡史氏(62)との一騎打ちを制し、4選を果たした。
午後8時半すぎ、同町黒土の選挙事務所で当確の知らせを受けた水嶋氏は、集まった支持者たちと喜び合い、万歳三唱。
「これまで一貫して子育て支援や産業振興などに取り組んできたことが4選につながった。これからも地域に活力を生み出す若い世代が活躍できるまちづくりを進めていく。初心に帰って町民のために尽くしたい」と抱負を述べた。
木村氏は、企業経営で培ったノウハウを生かした観光や産業の振興策を訴えたが及ばなかった。
町長選の投票率は60.21%。2011年の前回(78.32%)を18.11ポイント下回り、過去最低となった。投票総数は5331票、無効票29票。当日有権者数は8854人(男4197人、女4657人)。
水嶋氏は広島大学卒。1978年から同町職員を務め、建設課長、副町長などを歴任した後、2011年初当選。
一方、無所属新人2人が争った町議補選(欠員1)は、元小学校教諭の下山静之氏(32)が当選した。