岡山県津山市は、新修津山市史の通史編第1巻目として、『自然風土・原始・古代』を刊行した。美作地域の成り立ち、特色、歴史的環境や有史以前の人々の営みなど、今日の津山の原点ともいえる事柄をまとめている。
自然風土では地質や地理から見た津山盆地の成り立ち、旧石器時代では旧石器人の生活、縄文時代は定住化と狩猟の実態、弥生時代は稲作文化の伝来と集落遺跡、古墳時代では首長墳から古墳社会の様相や特質、古代では713(和銅6)年の美作国成立、人々の生活などを紹介・解説している。
A5判、巻頭カラー10ページ、本文645ページ。1000部印刷。4000円(税込み)。販売場所は津山郷土博物館、柿木書店、喜久屋書店、照文堂書店、津山ブックセンターなど。
津山市史は、平成の市町村合併後の市全体を対象とする新しい自治体史で、2013年度から編さんに着手。これまでに、別巻『つやまの民話』、資料編『考古』『古代・中世』を刊行している。
問い合わせは、津山郷土博物館(TEL:0868-22-4567)。