岡山県は17日、県内で今冬、新型コロナウイルスと季節性インフルエンザが同時流行してピークが重なった場合、1日当たりの患者発生数が最大で計約1万1900人に上るとの想定を発表した。このうち新型コロナ患者数は6600人で、これまで最多だった流行「第7波」での4399人(8月20日)の1・5倍と想定している。
同日開かれた新型コロナ対策本部会議で示され、政府が第7波の流行時に国内で最も感染状況が悪化した沖縄県のケースを基に、全国で1日最大約45万人の患者が発生すると試算し、これを県人口に当てはめて算出した。インフル患者は約5300人と想定し、過去8年間で最も流行した2019年1月の感染状況から政府が試算した全国患者数(1日約30万人)、県内最多だった15年1月の数値を基に試算した。
新型コロナ 患者数想定