新型コロナ　感染299人　累計4244人

　岡山県内で１日から３日にかけて新型コロナウイルスの感染者計２９９人が確認された。うち２日は１１４人で過去最多。美作地方では３日間で津山市５人、真庭市10人。倉敷、岡山市では県内74〜78例目のクラスター（感染者集団）が発生。これまで感染していた居住地非公表と倉敷市の高齢患者４人が死亡し、患者の死亡は累計47人。県内の感染確認の累計は４月14日の３０００人到達から最速ペースの17日間で１日に４０００人を超え、４２４４人（再陽性を除く）となった。
　１日は、津山、真庭市各１人、岡山市48人、倉敷市14人、備前市４人、玉野市３人、新見、高梁、総社、瀬戸内市、矢掛町各１人の計76人。クラスター発生は倉敷市の会社。
　津山市の患者は、40代会社員男性。感染経路不明で、けん怠感などの症状があったため医療機関を受診して検査を受け、陽性と判明した。軽症という。真庭市の患者は、60代無職男性。クラスターが発生している湯原温泉病院（下湯原）の入院患者で、無症状という。
　２日は、津山市４人、岡山市63人、倉敷市39人、玉野市４人、総社市２人、浅口、備前市各１人の計１１４人。クラスター発生は、倉敷市内の高齢者福祉施設、岡山市内の通所介護施設。
　津山市の患者は、同居家族の60代自営業男性と60代無職女性、同居家族の70代自営業男性と60代介護従事者女性。男性２人が感染経路不明で、けん怠感などの症状があったため医療機関を受診して検査を受け、陽性と判明。女性２人はそれぞれ濃厚接触者として検査を受けた。４人とも軽症という。
　３日は、真庭市９人、岡山市60人、倉敷市34人、玉野市３人、高梁、笠岡、備前市各１人の計１０９人。クラスター発生は、岡山市内の医療機関と接待を伴う飲食店。
　真庭市の患者のうち、20代医療従事者女性と60代〜90代以上の男女７人はクラスターが発生している湯原温泉病院の職員と入院患者（退院１人を含む）で、いずれも軽症か無症状という。一連の感染者は25人となった。あと１人は20代無職女性で、４月29日に感染が公表された岡山市の30代男性の濃厚接触者として検査を受け、陽性と判明した。軽症という。