コロナ禍の中、津山市立図書館本館(新魚町)と奈義町立図書館(同町豊沢)は、感染防止対策の一環として紫外線による書籍の除菌機を導入した。美作地域の10市町村では久米南町図書館に次いで2、3番目。
市立図書館は除菌ボックス(高さ約60㌢、幅・奥行45㌢)4台を貸し出しカウンター周辺などに設置し、先月28日から利用を開始。一度に3〜6冊を入れることができ、スイッチを押すと紫外線が照射され、45秒で表面が殺菌される。導入費は約120万円。
東一宮の会社員女性(49)は「短時間だし操作が簡単。感染が広がっている中で、多少の安心感にはなります」と話した。
奈義町立図書館は除菌機(高さ約1・4㍍、幅約70㌢、奥行き約60㌢)1台を貸し出しカウンター脇に設置し、先月29日から利用開始。上部の「除菌室」に本を入れてスイッチを押すと、1度に6冊を約30秒で処理できる。紫外線を照射して殺菌するほか、下からの送風でページの間に挟まった髪の毛やほこりを吹き飛ばし、消臭機能もある。導入費約110万円。
p
市立図書館の除菌ボックスを利用する市民
新型コロナで図書館に除菌機
- 2020年11月5日
- 行政・公共