新型コロナで県補正予算

医療・福祉
         

 県は20日、新型コロナウイルス対策を柱とする128億5700万円の本年度一般会計補正予算案を発表した。感染拡大抑止に向けたワクチン接種の促進や医療体制の整備、地域経済の維持などに向けた事業費を盛り込んでおり、9月6日開会の定例県議会に提案する。
 ワクチン関連では、医療機関の個別接種や企業の職域接種に対する軽費の一部補助に88億200万円を計上。医療体制の整備では、新たな宿泊療養施設の借り上げや軽症者の医療体制整備に25億6600万円、コロナ患者を受け入れる医療機関の病床確保の支援に5億6000万円。
 経済関連では、感染対策の強化に取り組む宿泊業者への設備導入補助に8億800万円、中小企業が収益向上のために行う設備導入などの支援に3億2600万円、芸術文化関連では、私立美術館の企画・広報経費の補助に2600万円、文化芸術団体の活動継続の支援に1300万円、スポーツ振興関連では、トップクラブチームのホームゲームへの県民招待に対する軽費補助に3000万円。
 このほか飲食店などの一時支援金(1回目)の実績見込みにより6億5000万円を減額補正。
 今回は本年度第9次の補正予算で、財源は全額国庫支出金。補正後の一般会計総額は8251億3400万円で前年同期比2・5%増。


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