新型コロナの影響甚大 主要観光施設の収入が前年同月比約8割減/岡山県

経済・産業
         

 岡山県がまとめた4月の県内主要観光施設30カ所の利用者調査によると、新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言の全国拡大(同月16日)を受けて多くの施設が休館・休園し、全体で17万854人と前年同月比約8割減の大幅な落ち込みとなった。
 3県民局(備前、備中、美作)管内ごとに月別利用者数を集計し、美作県民局エリアの10施設は5万8069人で同78.8%減。旅行や行楽など外出の自粛も反映され、17日から休園した津山城(鶴山公園、山下)は2万3202人で同75.5%減、19日から休館した津山まなびの鉄道館(大谷)753人で89.9%減だった。
 備前県民局エリアの岡山城(岡山市)や後楽園(同)など10施設は2万4640人で前年同月比90%減。備中県民局エリアの大原美術館(倉敷市)、備中松山城(高梁市)などは8万8145人で67.4%減だった。
 同調査は2018年7月の西日本豪雨以降、30カ所の月別利用者数を集計しているが、今回初めてホテルや旅館の利用状況も調査。任意に選んだ50施設のうち、回答が得られ45施設の宿泊者数は前年同月比76.6%減となった。
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外出自粛の影響で閑散とした桜が見ごろの津山城


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