新型コロナウイルスを検出するPCR検査について、岡山県は24日、1日当たりの県内の検査能力が約700件に拡充されたことを公表した。民間機関の協力を得て、流行ピーク時に見込まれる検査需要に対応できる態勢を整えた。
県議会環境文化保健福祉委員会で報告し、1日当たりの検査能力は県環境保健センター=岡山県岡山市=で70件、民間検査機関で約300件、医療機関・大学など約330件。6月末時点で計約280件だったが、専用機器の導入費を県が全額補助し、民間検査機関と医療機関などの検査能力を増強した。
厚生労働省が6月中旬に示した推計モデルに基づく県の試算によると、1日の新規感染者は最大34人、検査需要は1日最大355件と想定していたが、最近の全国的な検査状況を踏まえて同693件に上方修正した。
県内の累計の検査実績は18日現在、5880人で陽性率は2.2%。
新型コロナウイルスを検出するPCR検査,1日当たりの県内の検査能力が約700件に拡充/岡山県