津山中央病院感染症内科部長の藤田浩二医師を講師に招いた「新型コロナウイルス感染症講演会」(津山市主催)が25日、オンラインで開かれ、予防の大切さを訴えた。
PCR検査や抗原検査の正確性は100%ではなく、感染を防げるかどうかは最終的に一人ひとりの対策にかかっていると強調。「ウイルスの圧倒的な数に対し、我々も個人防護の数で勝負しなければならない。マスク着用の徹底や密の回避、手指消毒など、基本を忠実に守ることが最も効果がある」とした。
接種が進められるワクチンについては「多くの人が免疫を獲得できる最善の方法」と指摘。自然り患するよりも長期に高い抗体価が得られるといったメリットを挙げ、「日常の予防策を含め、すり抜けやすいウイルスを相手には防御壁が多い方が良い」と接種の必要性を呼びかけた。
講演会は、視聴定員を1000人以内とし、ビデオ会議システム「ズーム」を使って開催した。
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新型コロナウイルスの予防策について語る藤田医師
新型コロナウイルス感染症講演会(津山市主催)
- 2021年8月26日
- 医療・福祉