県は22日、これまで公表済みの新型コロナウイルス患者1人からオミクロン株の派生型「BA・4」、別の1人から同「BA・5」が確認されたと発表した。いずれも県内での確認は初で、BA・4については検疫を除けば全国1例目という。
県によると、県環境保健センターのゲノム解析で判明し、感染者の発症時期は今月中旬。2人とも2週間前まで海外渡航歴があり、BA・4の感染者は同型が確認されている国から帰国した。今のところ市中感染している可能性は低いという。いずれも軽症で、年代性別、居住市町村も非公表。濃厚接触者はいるが、陽性反応や症状は出ていない。
BA・4とBA・5は、南アフリカを中心に感染が拡大中。
県新型コロナウイルス感染症対策本部では「感染力や重症化リスクについては、県内で置き換わりが進むBA・2と大きな差はないとみられる」としている。
新型コロナウイルス 県内 オミクロン株の派生型発表
- 2022年6月23日
- 医療・福祉