岡山県は27日、3月中旬から開始する医療従事者らへの新型コロナウイルスワクチン優先接種について、接種施設となる医療機関計123施設を公表した。このうち各地域のワクチン供給拠点にもなる「基本型施設」には津山中央病院(川崎)や真庭市湯原温泉病院(同市下湯原)など21施設を選んだ。
県新型コロナ感染症対策本部によると、接種施設は県内24の地区医師会の管轄エリアすべてに少なくとも1施設を確保し、美作市地域では▽津山市医師会7施設▽真庭市医師会6施設▽苫田郡医師会2施設▽久米郡、勝田郡医師会各1施設▽美作市医師会3施設。公表施設以外にも自院の医療従事者に限って接種を行う医療機関が県内で25施設ある。
基本型施設には、国からワクチン保管のための超低温冷蔵庫が2月末までに配備される予定。ここから「連携型施設」にワクチンを冷蔵輸送し、接種の効率化を図る。
県による医療従事者への優先接種に続き、市町村が3月下旬以降に高齢者や基礎疾患がある人へそれぞれ行った後、一般への接種に移行する。
接種施設の一覧は県ホームページに掲載している。
新型コロナワクチンの接種施設、計123施設公表
- 2021年1月29日
- 医療・福祉