岡山県は、新型コロナウイルス感染症対策について9月1日から30日までの対応を示した。県民に秋の行楽は県内や近隣県で3密を避けて楽しむよう求める一方、相次いでいる感染者らへの誹謗(ぼう)中傷の防止に向けた啓発キャンペーンをスタートした。
観光など県外への移動については8月同様、目的地の流行状況を確認し、患者の発生が続いている地域では夜の繁華街への出入りを避けるなど、慎重な行動を求める。重症化リスクの高い高齢者に対しては引き続き、外出の際に人込みを避けて行動することを推奨。イベントの自粛制限に関しても屋内、屋外とも上限5000人で先月と変わらず、来場者の十分な間隔確保など対策を講じての開催を要請する。
啓発キャンペーンは28日から開始し、「ダメ! コロナ差別」とアピールする県マスコットキャラクター「ももっち」、「だれもが感染する可能性があります」「戦う相手はウイルスです!」「差別は症状のある人の受診を遠ざけ、感染拡大につながります」との呼びかけをホームページに掲載。誹謗中傷などに対する相談先として、県人権施策推進課(℡086-226-7406)などの連絡先を記している。今後、同様のチラシを街頭やイベントなどで配布する予定。
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新型コロナ感染者らへの差別防止を啓発するチラシ
新型コロナ感染者らへの差別防止を啓発するキャンペーン/岡山県
- 2020年8月29日
- 行政・公共