岡山県は22日、新型コロナウイルスに関する直近1週間(14〜20日)の県内感染状況を公表した。新規陽性者数は4275人と4週ぶりに減少に転じた一方、病床使用率は26・9%と2週連続で増加し、総体的な切迫度は「レベル2」に据え置き。21日の対策本部会議では、人の移動が活発化するゴールデンウイーク(GW)に向け、ワクチンの3回目接種推進と基本的な感染防止対策徹底の啓発を申し合わせた。
新規陽性者数の前週からの増減率は0・96倍で前週・前々週比(1・31倍)より改善。病床使用率は前週比2・4㌽増、重症者用病床使用率は3・0㌽減の4・4%になっている。入院者数は150人(前週142人)。全療養者数は4876人(同5011人)、人口10万人当たりの全療養者数は7・1㌽増の258・3人。
GW期間中の29日〜5月5日(1日は除く)、県営接種会場の川崎医科大総合医療センター(岡山市北区)では県内在住の18歳以上の人は3回目接種を予約なしで受けられ、午後3時半〜5時半に受け付ける。
伊原木隆太知事は「ワクチンには発症や重症化を防ぐ高い効果が認められている。帰省や旅行、イベント参加は3回目接種か検査で陰性を確認して安心できる環境で楽しんでほしい」などとメッセージを発信している。
新型コロナ直近1週間