県内の新型コロナウイルス流行「第5波」の感染者分析によると、1回もワクチン接種を受けていない人が約8割を占め、接種した人が感染しにくく、重症化しにくい傾向が明確になった。
7月1日〜9月27日に感染した7473人のうち、ワクチン接種を受けていない人が79・5%(5944人)、1回接種または2回接種後2週間未満が9・1%(681人)、2回接種済みが6・1%(460人)だった。年代別で見ると、40代以下が82・2%の一方、ほとんどの高齢者が接種を終えたこともあり、60代以上は7・2%と4〜6月の第4波の割合(25%)から大幅に減少。
第4波と比べて新規感染者数は約1・5倍に増えたが、高齢者の割合が減ったことで、重症化する事例が大幅に減り、死者は4〜6月の91人に対し、7〜9月は9人だった。
新型コロナ第5波分析
- 2021年10月6日
- 医療・福祉