岡山県美作市が新庁舎整備エリアの新たな地区名を市内小中学生に募集していることを受け、英田中学校(同市福本)の3年生が17日、授業で案を出し合って応募した。
生徒のまちづくり参画意識を高める狙いで、総合的な学習の一環で実施。生徒11人が3班に分かれて話し合い、「幸せや希望がイメージできる地名にしたい」「縁起のいい漢字を使った方がいい」といった意見が出された。この後、各自の案を決めてパソコンで市ホームページの専用フォームに記入。
澤谷大翔君は「まちが栄え、多くの人の縁がつながってほしいと思い、栄縁(えいえん)にした」とにっこり。
英田中では近く、1、2年生も同様の授業を行う。
市は、未来を担う子どもたちに地区名を考えてもらおうと、15日から5月7日まで募集。これらを庁内の選考委員会で絞り込んだ後、夏までに小中学生による投票を実施し、最多得票の地区名を9月定例市議会に提案、議決する予定。
新庁舎は中国自動車道・美作インターチェンジ西側、北山と豊国原にまたがる用地(約5.3ヘクタール)に防災公園、文化センターと一体的に整備する計画で、庁舎は本年度中に完成予定。