新県環境基本計画(エコビジョン2020、08〜20年度)について「県民の意見を聴く会」が19日、津山文化センター=岡山県津山市=で開かれ、環境保全活動団体などの代表らが取り組みの進ちょく状況と次期計画案の骨子を聞き、意見を交わした。
美作県民局管内のNPOや任意団体、関連事業所から12人が出席。担当者が同ビジョン主要施策・重点プログラムの19年度実績として∇一般廃棄物の排出抑制・資源化率96.3%(20年度目標96%)∇希少野生動植物の保護に取り組む地域数11(同12)∇環境学習エコツアー参加者数5万6565人(同6万人)∇環境マネジメントのエコアクション21認証・登録事業者数111社(同200社)など数値を交えて現状を説明した。さらに次期計画(21〜40年度)骨子案にもふれた。
参加者からは「新エネルギーの導入が進んでいないが、県にもっと力を入れてほしい」「希少動植物の保護に取り組む地域を増やすだけでなく、活動を推進する仕組みづくりが必要」「子どもたちに環境問題への意識を高めてもらうため、道徳教育を見直してほしい」といった提言、要望が出された。
同会は年1回開いており、これらは県下3県民局からの意見として集約され、施策見直しや次期計画の参考とする。
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エコビジョン2020の取り組みについて意見を交わす出席者
新県環境基本計画(エコビジョン2020、08〜20年度)/岡山・津山市
- 2020年8月20日
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