岡山県津山市山下の津山圏域雇用労働センターで13、14の両日、新入社員教育講座(津山広域事務組合など主催)が開かれ、美作地域内の企業に今春就職した計124人が職場でのマナーや社会人の心構えについて聞いた。
恒例の講座で、13日は23社の新人58人が受講。講師のコンサルタントネットワーク(岡山市)人材育成チーフ・プロデューサー・本田祐実さんが、あいさつや会話の仕方から説明した。
「マスクをしていても口角を上げた表情ではきはきしゃべるよう心掛けて。コミュニケーションのポイントは、先輩や上司らの名前を早く覚え、積極的に話しかけること」とアドバイス。続いて4人1組になって1分間での自己紹介、2人1組で名刺交換を練習した。
この後、電話対応、コンプライアンス(法令順守)意識の重要性、上司の指示を受ける際の5W2H(いつ、どこで、だれが、何を、なぜ)のメモなどについても話し、新人たちは熱心に耳を傾けた。
同市加茂町成安の山本彩奈さん(18)=トーヨーポリマー岡山工場=は「上司らとスムーズにコミュニケーションをとるポイントを聞けてよかった。今日学んだことを生かして頑張りたい」と話した。