鏡野町の新規就農者の本年度奨励金交付式が15日、同町寺元の町役場であり、水稲農家の坂田義則さん(34)=薪森原=を激励した。
坂田さんは大学院卒業後、民間企業勤務を経てUターンし昨年、親の跡継ぎとして就農した。認定農業者として父親と10㌶の田んぼで米作りをしており、スマート農業も導入して更なる規模拡大を視野に入れている。
交付式では、山崎親男町長が奨励金45万円を坂田さんに手渡し「共に未来の農業を開拓しましょう。根を張り、幹を太くして、立派な実をつけていただきたい」と励ました。坂田さんは「ノウハウを父からしっかり引き継ぎ、安定した収量と質を目指したい。コロナに負けないよう、力を付けたい」と抱負を語った。
奨励金は、3年間で1人100万円を支給する「町新規就農奨励金事業補助金」と、県農林漁業担い手育成財団と町による「就業奨励金」でまかなった。町村合併した2005年以降、25人に交付している。
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奨励金を受け取る坂田さん
新規就農者に奨励金交付(鏡野町)
- 2022年2月16日
- 経済・産業