津山市と県農林漁業担い手育成財団は16日、新規就農者の就業奨励金を下高倉東の米井崇恭さん(39)=水稲、大豆、麦農家=に贈った。
米井さんは市職員として農業振興課などでの勤務を経て、2021年3月から農業経営を開始。水稲や黒大豆といった土地利用型作目、コンニャク芋などの野菜を延べ約1400㌃で手がける。
山北の市役所で行われた式で、谷口圭三市長が激励金5万円を手渡し「思いを持ってチャレンジしている人を支援し、なりわいとしての農業の課題を一緒にクリアしていきたい」とあいさつ。米井さんは「地域の中で地域を元気にしたいという思いは、市役所を退職して農業者経営者になっても変わりはない。ほかの農業者を引っ張っていけるように頑張りたい」と決意を話した。
また、高野本郷の福原資雄さん(37)=大豆、野菜、水稲農家=にも贈呈する。福原さんは21年3月から実家を引き継ぐ形で農業経営を開始。水稲に加え、黒大豆枝豆やアスパラガスなどを延べ約230㌃で栽培している。
新規就農者の就業奨励金を米井崇恭さんへ贈る / 岡山県津山市 岡山県農林漁業担い手育成財団