岡山県津山市の久米公民館でこのほど、本年度「津山地域たくましい農業者のつどい」(同実行委主催)が開かれた。新規就農者の激励やプロジェクト発表などがあり、約130人が地域農業の活性化へ決意を新たにした。
コロナ禍の影響で4年ぶりの開催。地域の農業者、関係機関の職員らが参加した。激励会では津山市、鏡野、久米南、美咲町で就農したブドウやナシ、水稲の栽培、酪農などの10人を紹介。安東健・津山地域農林漁業担い手育成対策協議会長らが記念品を贈り、それぞれ「1日でも早く担い手になれるよう頑張りたい」「安全安心な農産物を生産し、地域の発展に貢献したい」などと抱負を述べた。
この後、美咲町農業後継者クラブ緑桜皐会が、農業の魅力をPRしようと美作大学と実施した体験交流の成果として、「学生たちが自主的にボランティアで参加してナシの袋掛けと収穫を行うなど、農業への関心度が高まった」と説明した。
また、野生鳥獣対策連携センターの阿部豪専務取締役から、鳥獣類から農作物を守る効果的な対策について講演があった。
新規就農者は次の通り。(敬称略)
∇津山市=太田和馬(ブドウ)、池田康典(ナシ、ブドウ)、金島寛和(肉用牛)、梶岡由嗣(酪農)▽鏡野町=藤原靖彦(露地野菜、麦)、大谷透(ブドウ、水稲)▽久米南町=森廣和也(ブドウ)、山田剛史(同)、佐藤幸孝(同)▽美咲町=中島伸士(同)