日本酒「作州武蔵」などの銘柄で知られる岡山県津山市一宮の難波酒造で、「蔵開き」が22から24日までの日程で開かれ、日本酒ファンらが今年の新酒の味を堪能した。
23日は午前中から待ちかねた大勢の愛飲家がしぼりたて生原酒の瓶詰めを買い求めて列を作った。新酒の利き酒をはじめ、酒かすやかす漬けの販売、子ども向けの綿菓子のサービス、甘酒の振る舞いも好評だった。
敷地内では夫婦連れらが津山ホルモンうどんやおでん、焼きそばなどをつまみながら、しぼりたての酒を味わっていた。岡山市から恋人と訪れた会社員の井上亜美さん(43)は「ここでしかいただけないお酒は特別感があり、とてもおいしい」と話していた。
蔵開きは、県清酒品評会純米酒部門の県知事賞受賞記念を機に開催し10年目。
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