「小・中学生茶道教室」の第24回「観月茶会」が10日、新野東の勝北公民館で開かれた。受講する教室生7人は、日ごろ練習してきたお点前を披露したり、客をもてなしたりした。
教室は、文化庁の本年度伝統文化親子教室事業の一環で行われており、茶道・表千家流教授・濃野榮子さん(74)=安井=が指導している。十五夜に合わせて実施する恒例の同行事には地域の人や津山東高校の生徒ら39人が出席した。
ワレモコウ、ムクゲといった秋の花を飾った茶室で、生徒2人が作法に従って茶をたて、5人が運んだ。一服した人たちは「おいしく頂きました」と言い、美しい所作や心づかいなどを褒めた。
点茶を披露した弥生小6年・福島さつきさん(12)は「大勢の前でたてたのは初めてで、緊張した。喜んでもらえたらうれしい」。鶴山中1年・松本晟来さん(12)は「集中力を欠かさないように頑張った。反省する点はあったので今後も精進していきたい」と話した。
このほか、県警音楽隊によるミニコンサートもあり、みな軽快なメロディーに聴き入った。
p
参加者に茶を振る舞う教室生たち
新野東の勝北公民館 第24回「観月茶会」小中学生茶道教室