認知症のお年寄りが共同生活を送るグループホーム敬愛(岡山県津山市東一宮)の入所者たちが31日、同所で子ども食堂を初めて開き、上河原の放課後等デイサービス・ポカロの子どもたちに食事を振る舞い、交流を深めた。
入所者9人が職員と一緒に、焼きそばやおにぎり、フランクフルトなどを手作りし、皿に盛り付け。訪れた小中学生と職員計10人を温かく迎え入れると、提供した。さらに子どもたちが見守る中綿菓子作りにも挑戦し、和やかな雰囲気に包まれた。
子どもたちは「一生懸命ご飯を手作りしてくれてありがとうございます」「どれもおいしかったです」などと笑顔でお礼を伝えた。
敬愛は「日常が見えるオープンな施設を目指して今後もイベントを企画し、入所者やその家族に喜んでもらい、地域を元気にしていけたら」と話している。