津山高専や美作大学の留学生らが23日、岡山県津山市で住民に教わりながら餅つきをし、日本の正月文化を体験した。
市の「Welcome to Tsuyama 留学生交流・サポート事業」として津山での思い出づくり、市民との国際交流に向けて昨年に続いて実施。マレーシアやタイ、ベトナム、モンゴルなど出身の19人が参加し、寿司よしひら(同所)の店主・得能良平さんら住民たちが協力した。
店の前で蒸した米を木臼に入れて学生たちが交替できねを振い、「真ん中に振り下ろして、手前に引っ張って」などとアドバイスを受けながら和気あいあいとつき上げていった。これを丸めて雑煮やあん餅にし、熱々に舌鼓。
タイ出身のキャットデーシャーウィット・ラウィポンさん(18)=津山高専情報システム系3年=は「つくタイミングがつかめたらとても楽しかった。日本の冬は寒いけれど、雑煮はおいしく、皆さんフレンドリーで体も心も温まった」と笑顔だった。