岡山県美作市は、相互協力協定を結んでいるベトナム国立ダナン大学の卒業生を会計年度職員に採用した。任用期間は今月15日から本年度末までの半年余り。
同大学日本語学部を7月に卒業したレ・コン・ヴォンさん(22)。協定(2015年締結)に基づく人材交流として市が募集した研修生の受け入れに応募し、選ばれた。ベトナム人の職員採用は5人目。
同市役所でこのほど、萩原誠司市長が任用証書を手渡し、「活躍を期待します」と激励した。
伝統の衣装で臨んたヴォンさんは「以前から日本の文化に興味があり、就職したかった。早く仕事を覚えられよう頑張るとともに、美作の人たちとの交流を楽しみたい」と笑顔で話した。
営業課に配属され、市内に滞在している技能実習生ら多くのベトナム人(昨年度末現在281人)がいる中、「外国人相談窓口」の業務に取り組む。