日本建築家協会中国支部建築家大会IN津山2022が18日、山下の津山文化センター(岡山県津山市)で開かれた。「建築からまちづくり津山」をテーマにシンポジウムや講演会があり、中国地方の建築家ら約150人が交流を深めた。
講演では写真集『津山 美しい建築の街』の作品がある一級建築士で紀行作家の稲葉なおとさんが「津山から始める美しい建築旅」をテーマに話した。津山にゆかりのある25の建築物の写真をひも解きその魅力を解説した。
旧土居銀行津山支店(作州民芸館)、中島病院旧本館(城西浪漫館)、旧津山基督教図書館(森本慶三記念館)は「明治や大正の西洋風の館は、屋根飾りや天井を見ると設計者たちの気持ちが見えてくる」と話し、「明治・大正の津山建築を熱くした3人」として江川三郎八、池田豊太郎、桜庭駒五郎を紹介。「建築誕生の物語にかかわった人について知ると、その人がかかわった他の建築も見たくなる。建築旅のきっかけにして」と語った。
また、シンポジウム「津山の建築とまち」、城東地区のまち並み散策、津山文化センターの見学会などがあった。
同大会は各県地域会が持ち回りで行っている。
(写真)津山の建築について語る稲葉なおとさん
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