日本画「常夏会」の第31回展が新魚町のアルネ津山4階・市立文化展示ホールで開かれ、四季折々の花や風景などを描いた力作に来場者が見入っている。7日まで。
講師の藤本理恵子さん(岡山市)と津山市内の会員8人の近作34点を展示。
鮮やかな色合いを生かした生命力あふれるユリや桜の花の絵をはじめ、愛らしい姿の犬、神秘的なフクロウ、落ち着いた色彩で写実的に表現した京都府の「水路閣」といった意欲作が並ぶ。ショウブ、ボタンなどを描いた華やかな金屏風(びょうぶ)もあり、訪れた人は足を止めてじっくりと観賞。
木版画家の曽田■司さん(78)=山北=は「とても丁寧に描かれていて趣がある。自分が作品を作る際の勉強にもなって良い」と話していた。
同会の展覧会は2年に1回開催しており、昨年はコロナ禍の影響で実施を見送った。
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多彩な意欲作にふれる来場者
日本画「常夏会」第31回展
- 2022年3月4日
- 芸術