日本試薬協会 「試薬の日」記念オンライン講演会

教育・保育・学校 宇田川榕菴について講演する小島洋学資料館長
宇田川榕菴について講演する小島洋学資料館長
         

 一般社団法人日本試薬協会が9日の「試薬の日」を記念して行ったオンライン講演会に、津山洋学資料館(西新町)の小島徹館長が出演し、津山藩医・宇田川榕菴(1798〜1846)の功績などを紹介した。4月8日まで同協会のホームページで視聴できる。
 試薬の日は、同協会が、3月9日の宇田川榕菴の誕生日にちなんで定めた。
 講演は約30分。幼少期に植物に関心を持って以降、オランダの関連書物で勉強し、概要をまとめた『菩多尼訶経(ぼたにかきょう)』や国内初の本格的な研究本である『植学啓原(けいげん)』などを出版したとした。興味は植物にとどまらず、化学書『舎密開宗(せいみかいそう)』を書いたり、長崎に滞在した医師・シーボルトと交流を深めたりしたことにも触れている。
 同協会は2000年、公益法人の東部試薬協会と西部試薬協会が合併し、全国組織として発足した。


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