旧下弓削商店街の活性化を目的としたイベント「未来商店街」の来年の開催に向け、実行委員会の中高生は15日、下弓削の寄ってっ亭で地区の高齢者と意見交換をした。
「未来商店街」は久米南町の中高生が中心となって企画・運営している。毎年地域の飲食店や商工会などに呼びかけ、屋台の出店やステージ場でのイベントの開催を行ってきた。今年は新型コロナウイルス感染拡大を懸念し、中止した。
今回参加した実行委は上之町地区活性化委員会のメンバー15人の前で地域の特産品のユズを使用した飲食店の出店や子ども向けの仮装大会など自分たちのアイデアを発表した。
高齢者からは「寒くなるのでおでんの店があってもいい」、「ステージでイベント開催中と呼びかけをすれば、人が集まりやすい」といったアドバイスや、「自分たちも中高生の意見を聞いて、店を開いてみたい」などの希望が出た。実行委らはメモを取り、高齢者の意見に耳を傾けていた。
企画案は来年に結成する実行委へと引き継がれる。久米南中3年・山本隆瑞君(14)と林野高校1年・平尾春菜さん(15)は「とても勉強になった来年も実行委として参加したい」「地元の活性化のために積極的に行動していきたい」と話している。
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地域の高齢者の前でプレゼンテーションを行う「未来商店街」の実行委員会