東京都の早稲田大学の学生が岡山県津山市の観光誘客施策を考える「地域連携ワークショップ2023」の最終報告会が18日、津山市役所で開かれ、谷口圭三市長らに提案を発表した。
津山まちじゅう博物館構想の施策づくり事業の一環。大学内で公募した学生10人が2班に分かれ、津山郷土博物館や、津山城といった観光スポットの見学、住民らからのヒアリングを通して、約2か月間調査した。
発表会には関係者ら約30人が参加。チーム「つやつや」は、文化振興を起点にした観光誘客施策をテーマに、「春秋津山時代」と題して春と秋の津山を満喫してもらうための「だんじり体験」と「子どもボランティアガイド」の案を披露。チーム「しろもも」は、交流人口の増加を目標にした、オンライン上で匿名で参加できる双方向プラットフォーム「Chat GMT(じもと)」を提案した。
谷口市長は「実現性の高い、具体的な意見を頂いた。施策にしっかり生かしたい」と述べた。
2018年から継続し、今年で5回目。