明星幼稚園(平福)で5日、卒園茶会が開かれ、年長児12人が心を込めたお点前を披露し、保護者をもてなした。
彩装きもの学院(吹屋町)の教授で、裏千家淡交会の山本国江さん(美作市湯郷)の指導で1年間、茶道を学んできた。女の子は着物、男の子ははかま姿で、「お茶を差し上げます」と元気にあいさつ。作法に沿って茶しゃくや茶せんを使い、抹茶を振る舞った。母親たちは子どもの成長に目を細めながら、茶と和菓子の味をじっくりと楽しんだ。おいしそうに飲む母親たちの表情に、園児たちも笑顔を見せた。
小澤隼士君(5)は「家でおばあちゃんに教わって練習し、きれいに泡も立った」。柴田花歩ちゃん(6)も「少し緊張したけど、おいしく飲んでほしいと気持ちを込めてお茶を点(た)てた」と話していた。
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お茶を差し出す子どもたち