昭和から平成にかけて日本でブームを巻き起こした「ディスコ」にちなんだ「SHOWA DISCO EVENT」が4日、岡山県苫田郡鏡野町の入浴施設「花美人の里」アルストロメリアホールで開かれ、踊りを楽しむ人たちで活気にあふれた。
おかやま県民文化祭「文化がまちにある!プログラム」第7回「OKUTSU芸術祭」(11月30日まで)のメイン事業の一つとして開催。県内各地から老若男女約150人が集まり、県北のメンバーを中心に結成したバンド・おはぎが演奏する1970~80年代のダンスナンバーや昨今のヒット曲に合わせて元気よくステップを踏んだ。
ボーカルの歌声とともに熱狂に包まれる会場の空気を感じながら「昭和の時代を思い出す」と話す人や大人に習って手足を動かす子どもの姿も見られ、会場は一体となって盛り上がっていた。
同町貞永寺のバスガイド・谷本尚子さん(48)は「誘われてきたがとてもワクワクしている。踊ることができなくても、少し体を動かすだけでその場の雰囲気でみんなと一緒に楽しめるのが魅力。来年も開催してほしい」。OKUTSU芸術祭総合ディレクターの辻本髙廣さん(68)=かがみの現代美術館長=は「地域の価値を高める一つの手段として成果が出て良かったと思う。今後も多くの企画を生み出し、地域の活性化につなげたい」と語った。
