岡山県津山市の圓光寺(田中優寛住職)で2023年12月31日、昼間に除夜の鐘をつくイベントがあり、参拝者は一足早い年越し気分を味わった。
夜は子どもらが参加しにくい上、寒さも厳しいことから、子どもや家族ら多くの人に「今年に感謝、来年に願い」を込めてもらおうと、2022年から開始時間を午後1時に移して実施している。
午前中は雨が降っていたものの昼ごろには日が差し、詰め掛けた幼児から高齢者まで約60人が、この時期にしては暖かい陽気の中代わる代わるつき、大きな鐘の音を響かせた。また、つき終わるとぜんざいが振る舞われ、舌鼓を打った。
初めて参加したという会社員の渡邊晃さん(26)=津山市久米川南=は「昼間は参加しやすくていい。大きなけがなく、健康に過ごせる年になるよう願いを込めてついた」とはなしていた。