城西若僧会の「先達といくおかげめぐり」が13日、城西地区で開かれ、地域の熟年者30人が寺院を散策しながらまつわる歴史や魅力について聞いた。
若手僧侶でつくる同会(髙須悠嵩会長)のメンバーがガイドし、小田中の城西公民館から3班に分かれて出発。
このうち一つの班は愛染寺(西寺町)の鐘楼門・仁王堂(県重文)から見学し、1644(正保元)年に桜材を用いて檜皮葺き(ひわだぶき)で建てられた格式高い様式で、鐘楼と仁王堂を兼ねた門は珍しいことなどについて説明を受けた。
さらに市内最大規模の妙法寺(同)では、津山城築城前は鶴山にあり、津山藩初代藩主・森忠政が造営した経緯、森家菩提寺の本源寺(小田中)では修復が進む県下でも貴重な高麗門様式の総門について見聞き。
小田中の女性(72)は「地元に長年いても初めて知ることが多く、有意義だった。歴史的な建造物の貴重さ、先人の偉大さを感じた」と話した。
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愛染寺で鐘楼門・仁王堂の説明を聞く参加者
おかげめぐり
- 2022年5月14日
- 歴史・文化