岡山県津山市山北の国名勝・衆楽園で23日、晩秋の風物詩となっている「松のこも巻き」が行われ、市観光協会の職員たちが約80本の冬支度を整えた。
暦の「霜降」の頃の恒例行事。曇り空のもと職員3人がわら製で幅50センチほどのこもを根元近くの幹に巻きつけ、縄でしっかりと縛りつけていった。池のほとりではモミジが赤く色づき始めている。
こも巻きは、枝葉に寄生する害虫が暖かい所で越冬する習性を利用した伝統的な駆虫法。来春、虫たちが動きだすとされる「啓蟄」のころに外し、もろともに焼かれる。
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