カードゲーム型ワークショップ「久世校地の未来をみんなで考えよう!」(岡山県真庭市主催)が17日、本年度末で閉校となる真庭高校久世校地(真庭市中島)で開かれ、地域住民が今後の利活用について意見を出し合った。
まちづくりや産業振興に役立つ拠点の整備を検討する市が、ニーズを把握する狙いで企画し、会場の50周年記念館に中高年者ら18人が参加。
数人ずつのグループごとに分かれ、それぞれ想定したキーワードのカードを選んだり、〇×で多数決したりしながら暮らしたいまちの未来に必要な要素を抽出していった。
続いて同校地の活用アイデアについて考え、「シェアオフィスや起業前のチャレンジショップに使っては」「実習用の畑を貸農園にしたら人が集う」「調理室や食品加工の設備を生かしてイベントをしては」「農業支援施設もいい」といったアイデアが出された。
同市久世の自営業・秋田智恵子さん(46)は「多世代が集える場が作れるといい。地域住民の考えを反映した活用を期待している」と話した。
市は、これらの意見を新年度に策定する同校地の活用方針の参考にする。