第40回「澄心会書展」(津山朝日新聞社など後援)が山下の津山文化センター展示室で開かれ、味わい深い秀作に愛好者らが見入っている。26日まで。
節目の最終回として2年ぶりに企画し、会員や準会員ら41人が軸装、額装にした近作57点を出展。
詩文や俳句、ことわざ、和歌、漢詩の一節といった題材がやわらかな調和体、力強い運筆の行草などでしたためられ、それぞれに趣がにじむ。佐藤紅玉会長(82)の作「虚恬」「閑心静居」は奔放な筆遣い。このほか甲骨文字、篆刻(てんこく)の作も並ぶ。
佐藤会長は「20代から80代までの会員、準会員たちが各自思い入れのある題材を選び、個性や味わい豊かな作品がそろった。最後の展示会を多くの方に見てほしい」と話している。
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味わい深い書作品に見入る愛好者
最後の澄心会書展