岡山県津山市のリージョンセンターでこのほど、「ノーリフティングケアのための福祉機器体験研修会」(同県美作地区老人福祉施設協議会主催)が開かれ、介護施設職員や学生が、多様な最新型の介護用リフトについて学び、体験した。
国内メーカー8社が、レールやキャスターを使って手動ボタンで昇降操作ができる走行リフトや、立ち上がりを介助するスタンディングリフトなど計15台を出展し、65人が参加した。
使用者の健康状態や入浴、排せつといった用途に合わせた使用方法などについて社員から話を聞き、ベッドから車いすへの移動や、自力歩行を促すリハビリを体験した。
高寿園に勤務する国政理絵さん(33)は「体が楽な状態で安心して身を任せることができ、人間としての尊厳も守られる。介護の可能性が広がると思う」と話した。
介護職の負担を軽減する福祉機器を知ってもらおうと、職員研修会の一環で初めて実施。