陸上自衛隊と県警は5日、岡山県勝田郡奈義町滝本の日本原駐屯地で共同訓練を行い、有事の際の連携や任務分担などを確認した。
中部方面特科連隊第3大隊員と県警機動隊員ら計約70人が参加。
開始式では、安井秀樹副大隊長が「日本を守るために必要な抑止力になる。訓練で起きる問題点や不具合を一つひとつ解決し身に付けてもらいたい」、山下俊哉機動隊長は「顔の見える関係を構築し、相互理解を深めて連携を確実なものにしたい」などと訓示した。
訓練は、強力な殺傷能力のある武器を持った武装工作員が県内に侵入し、総理大臣から自衛隊に出動が発令されたことを想定。パトカーの先導により陸自の指揮通信車といった大型車両を迅速に誘導する緊急移動訓練などが行われた。
共同訓練は2014年から実施し、11回目。
