木地師13代・小椋芳之作品展

イベント 木地師13代・小椋芳之作品展
         

 鶴山漆器「木地師13代・小椋芳之作品展」が新魚町のアルネ津山4階・アートギャラリーで開かれ、伝統の技が光る木工芸に来館者が見入っている。3日まで。
 「千軒刻研出本漆塗」を受け継ぐ木地師で県重要無形文化財保持者の小椋さん(73)=鉄砲町=が、トチやケヤキなどを轆轤挽(ろくろび)きし、本漆塗りで仕上げた大小約150点を出展。
 座卓にもなる直径約80㌢の広盆をはじめ、盛器やこね鉢、角盆といった作は、渋い光沢の中に美しい玉杢(もく)、縮み杢が浮かぶ。会場の一角では独特の道具による轆轤挽きを実演し、ビデオ映像で一連の手仕事を紹介。
 小椋さんは「コーヒーカップや湯のみなど普段使いの食器もあるので、気軽に見に来てほしい。1200年続く木地師の技にふれてもらえたら」とアピールしている。

広盆などの作品と小椋さん


>津山・岡山県北の今を読むなら

津山・岡山県北の今を読むなら

岡山県北(津山市、真庭市、美作市、鏡野町、勝央町、奈義町、久米南町、美咲町、新庄村、西粟倉村)を中心に日刊発行している夕刊紙です。 津山朝日新聞は、感動あふれる紙面を作り、人々が幸せな笑顔と希望に満ちた生活を過ごせるように東奔西走し、地域の活性化へ微力を尽くしております。

CTR IMG