企業が中学校に本棚寄贈 地域応援型私募債を活用 発行額の0.2%を物品に/岡山・津山市

行政・公共 本棚の前で目録を手渡す岡支店長(右)
本棚の前で目録を手渡す岡支店長(右)=岡山県津山市で
         

 岡山県津山市の木質チップ製造・運送業「前田畜産運送」(前田光徳社長)と中国銀行=本店・岡山市=はこのほど、「地域応援型SDGs私募債」の適用による図書室用本棚2台(10万円相当)を津山東中学校に贈った。

 同私募債(期間10年・半年毎分割償還)は同行が2019年から取り扱いを始め、発行額の最大0.2%相当の物品を地元の学校などに寄贈する仕組みで、同行津山東支店では初の適用。同社が7月6日、設備資金として5000万円を発行した。本棚は高さ30センチ、幅181センチ、奥行き41センチの木製で、既存の棚の上に設置する。

 同校図書室で贈呈式があり、岡彰弘支店長が「地域貢献を目指す前田畜産運送の指定による寄贈であり、生徒の皆さんに役立てていただければ幸い」とあいさつし、現物の前で河原一誠校長に目録を手渡した。

 河原校長は「本の収納スペースが不足していたのでありがたい。敬意を表し、生徒の図書活動推進に努めたい」と礼を述べた。


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